できない自分を責めてしまうのはなぜ?幼少期の経験と自己否定のつながり

「どうして私は、こんなこともできないんだろう」
「周りの人はちゃんとできているのに、私だけ……」

仕事や家事でうまくいかなかったとき、そんな言葉で自分を責めてしまうことはありませんか?

たった一つうまくいってないだけなのに、これまで頑張ってきたことすべてが無意味に思えてしまう。

人から褒められても「でも、私なんて……」と素直に受け取れない。

このように自分を責めるクセがついていると、自分ができていることに目がいかなくなってしまいます。

実はその背景には、子どもの頃に繰り返し言われた言葉や、「本当はもっと認めてほしかった」という昔の経験が深く関係していることがあります。

子どもの頃、テストで良い点を取ったり、手伝いを頑張ったりしたとき、親や身近な大人にどんな対応をされたか覚えていますか?

本当は「よく頑張ったね!」「すごいね!」と笑顔で褒めてほしかったのに、

「でも、ここを間違えているじゃない」

「お兄ちゃんはもっと早くできたよ」

「そんなことより、もっと勉強しなさい」

そんな風に言われて、がっかりした記憶はないでしょうか。

一生懸命頑張ったのに認めてもらえないと、子どもは「これくらいじゃ褒めてもらえないんだ」「もっと完璧にやらないとダメなんだ」と思い込んでしまいます。

当時の大人たちに悪気はなかったのかもしれません。しかし、「認めてほしかったのに寂しかった」という子どもの頃の傷ついた気持ちは、大人になった今も心の中にそのまま残っていることがあるのです。

大人になった今は、子どもの頃とは違う生活を送っています。それなのに、自分を評価するときの「基準(物差し)」だけが、子どもの頃のまま止まっていることがあるんです。

一日中仕事や家事を頑張ったのに、やれなかった一つの雑用を見て「ダメな私」と思う人から「ありがとう」と感謝されても、「誰でもできることだから」と受け取れない

「完璧にできなければ意味がない」「人より優れていないと認めてもらえない」

そんな厳しすぎる物差しを使っていたら、どれだけ努力しても自分に合格点を出すことはできませんよね。

ですが、覚えておいてほしいことがあります。

「一つできなかったこと」と「あなたの人間としての価値」は、まったく別の問題だということ。

苦手なことや失敗があっても、それだけであなたの良さやこれまでの頑張りが消えるわけではありません。

長く続いてきた「自分責め」のクセを、急に変えるのは難しいものです。まずは次の3つのことを試してみませんか?

たとえば、仕事を一つ忘れてしまったとき。「私は何をやってもダメだ」と自分全体を否定するのではなく、「今日、頼まれた用事を一つ忘れた」と起きた出来事だけをメモしてみます。

全体を責めるのをやめると、「次は忘れない様に手帳にメモしよう」と落ち着いて具体的な解決策を考えられるようになります。

できなかったことと一緒に、その日「できたこと」も書き出してみましょう。

  • 朝決まった時間に起きた
  • ごはんを作って食べた
  • 掃除機をかけた

できて当たり前に思えることでいいんです。
「自分は何もできていないわけじゃない」と客観的に見る練習になります。

新しく何かを学んだり、趣味を始めたりするときは、最初から完璧を目指す必要はありませんよね。

「15分だけ本を読む」「家の周りを5分だけ散歩する」など、小さく試してみましょう。誰かに評価されるためではなく、「やってみて自分はどう感じたか」を大切にする時間です。

自分を責めてしまう気持ちの裏側には、昔のあなたが抱えていた

「頑張りを認めてほしかった」

「もっと優しくしてほしかった」という切ない思いが隠れています。

過去の出来事を変えることはできません。ですが、大人になった今のあなたが、昔の厳しい物差しのまま自分を責め続ける必要もありません。

うまくできない日があっても、休んだりやり方を変えたりして大丈夫です。「できない部分」があるからといって、あなたの価値がなくなるものでもありません。

長年続いてきた自分責めのクセは、一人ではなかなか抜け出しにくいものです。

「無価値感解放カウンセリング」では、あなたが今抱えている苦しさや、これまで誰にも言えなかった思いを丁寧にお聞きします。

「私なんて」と自分を傷つける毎日から、自分の頑張りを自分で認められる毎日へ。まずは今のお気持ちを、そのままお聞かせください。

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