私には、幼い頃にとても怖かった父がいました。その記憶はずっと心の奥に残り、大人になってからも無意識に私の感情や行動に影響を与えていたことに気づきました。
特に、夫との関係で「なぜこんなにイライラしてしまうのだろう」と思う瞬間が増えたとき、ふと気づいたのです。幼い頃の父の態度や感情を、私は夫に投影していたのだと。夫の何気ない言動に、子どものころの父への怖さや不安を重ねてしまっていたのです。
子どもの頃の家庭環境は、大人になってからの子育てやパートナーシップにも大きな影響を与えます。
子育てがつらい、夫とうまくいかない、感情が爆発してしまう…そんなとき、無意識に親の姿や幼い頃の体験を思い出している可能性があります。
だからこれは「あなたがダメだから」ではありません。
心は、過去の体験を守ろうとするあまり、同じパターンを繰り返してしまうだけです。大切なのは、その無意識のパターンに気づき、丁寧に向き合うことです。
私自身も、少しずつ過去の怖さや悲しみを感じ、過去を受け止めていくことで、夫への感情が軽くなり、子どもたちとの接し方も柔らかく変わっていきました。
子どもたちに振り回されず、親として優しく時に厳しく接することができるようになり
子どものことを過剰に心配し過ぎることなく、信じられるようになりました。親としてどうありたいかを自分で決めることができたのです。
過去の記憶を解放することは、単に「思い出を振り返る」ことではなく、今の現実を自由に生きるための大切な一歩なのです。
もし、あなたも子育てや夫婦関係でつらさを感じているなら、無意識に過去の記憶が影響しているのかもしれません。
その気づきを大切にしながら、心の奥にある感情を整理することで、少しずつ現実も変わっていきます。
私のカウンセリングでは、こうした幼い頃の記憶や感情に寄り添いながら、安全な環境で解放するサポートをしています。
一人で抱え込まず、私と一緒に少しずつ心の荷物を下ろしていくことで、夫婦関係や子育てが楽になり、自分自身も自由に生きやすくなります。
もし今、心の重さや不安を感じているなら、ぜひお試しカウンセリングから始めてみてください。過去の記憶と向き合うことで、あなたの現実も少しずつ変わっていきます。